• "坂の上の雲"(/)
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  1. 板橋区議会 2010-11-16
    平成22年11月16日区民環境委員会−11月16日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-27
    平成22年11月16日区民環境委員会−11月16日-01号平成22年11月16日区民環境委員会  区 民 環 境 委 員 会 記 録 開会年月日  平成22年11月16日(火) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 零時02分 開会場所   第3委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  委 員 長   桜 井きよのり       副委員長    竹 内   愛  委   員   杉 田 ひろし       委   員   横 山 れい子  委   員   なんば 英 一       委   員   中 野くにひこ  委   員   白 井 よう子       委   員   木 下 達 雄  委   員   すえよし不二夫 説明のため出席した者  区民文化部長  浅 島 和 夫       産業経済部長  橋 本 一 裕                        赤塚支所長                        事務取扱
     資源環境部長  大 迫 俊 一               藤 田 浩二郎                        区民文化部                        参   事  地域振興課長                環境保全課長  事務取扱                  事務取扱          鍵 屋   一               淺 井   浩  区民文化部                 資源環境部  参   事                 参   事                        文化・国際  戸籍住民課長  丸 山   弘               小 池 喜美子                        交流課長  スポーツ          西 尾 誠 司       産業振興課長  真 野 英 人  振興課長  産業活性化                 くらしと          堀 内   弘               村 山 隆 志  推進室長                  観光課長  清   掃                 板 橋 東  リサイクル   永 野   護               大 澤 宣 仁  課   長                 清掃事務所長  板 橋 西                 エコポリス          木 曽   博               桑 子 早 苗  清掃事務所長                センター所長  農業委員会          (赤塚支所長兼務)  事務局長 事務局職員  議事係長    杉 山 光 治       書   記   才 本 聖 之                区民環境委員会運営次第 〇 開会宣告 〇 理事者あいさつ 〇 署名委員の指名 〇 議  題   《陳情審査》   <区民文化部関係>    陳情第189号 選択的夫婦別姓制度(仮称)の法制化に反対する意見書の提出に関する陳情                             (継続審査分22.6.8受理)                                       (5頁)    陳情第200号 高島平温水プール改修の改善を求める陳情(スロープ設置の件)                             (継続審査分22.9.29受理)                                       (8頁)   《所管事項調査》    1 いたばし総合ボランティアセンター運営見直しについて(22頁)    2 戸籍住民課受付窓口の拡張について(38頁) 〇 閉会宣告委員長   ただいまから区民環境委員会を開会いたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   初めに、理事者のごあいさつをお願いいたします。 ◎区民文化部長   おはようございます。  本日は、継続となっております陳情2件、それから報告事項2件ということでございますが、すべて区民文化部関係のものでございます。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、署名委員をご指名いたします。  中野くにひこ委員、木下達雄委員、以上お2人にお願いいたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、議題に入ります。  陳情第189号 選択的夫婦別姓制度(仮称)の法制化に反対する意見書の提出に関する陳情を議題といたします。  その後の状況に特段の変化があれば、理事者よりご説明願います。 ◎戸籍住民課長   本件につきましては、特段の変化はございません。  以上でございます。 ○委員長   本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手願います。          (発言する人なし) ○委員長   以上で質疑並びに委員間の討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆杉田ひろし   前々回の委員会でも指摘をさせていただきましたけれども、夫婦別姓を選択しますと、必ず子どもは両親のどちらかと違ってしまうという親子別姓にもつながります。子どもの視点、子どもの立場というか、子どもから考えてみて、両親のどちらかと違う姓を名乗ることになってしまうという点もかんがみまして、疑問をいまだに感じております。ただ、この件につきましては、国民の皆様方の世論の動向をしっかりと見きわめていく必要があろうかと思いますので、継続を主張させていただきます。 ◆中野くにひこ   おはようございます。  取り巻く環境が前回と比べて変わっていないという形で、20年前、30年前と私たちを取り巻く環境は、一つは大きく変わってきたと。例えばプライバシーの問題についても、20年前、30年前は、隣近所でしょうゆの借り貸し等々、ありましたけれども、今、そういった部分が個人情報の保護という部分で大きくクローズアップされてきたという問題が一つあります。また、環境という問題も、当時は空気とか水は当たり前に思いましたけれども、今はかなり違う。ここら辺を持続可能なものにするためにはどうしたらいいのかということで、大分考え方が変わってきた。  そのような流れの中で、この夫婦別姓という問題についても、片一方、先ほど杉田委員がおっしゃったように、子どもの問題等々を考えたら別姓にすべきではないという意見と同時に、今、現に若い世代では、夫婦別姓を選択しているところもあるというのも現状なわけですね。法律というのは何のためにあるのかといえば、私たちのためにあるわけですから、時代環境とともに大きく考えていかなければいけないと思いますし、そういった意味では、もう少し国民的なコンセンサスを得ながら議論をしていくべきだろうと、こう思っております。したがいまして、継続審査とさせていただきます。 ◆すえよし不二夫   まだ世論調査の段階では、執行機関側から説明あったとおり、世論が拮抗しているという段階だと。個人的には賛否両論あるのはわかりますけれども、国民世論としては拮抗している状況であるというふうに思っています。したがいまして、単純に議会だけで多数決で決めていくという趣旨のものではない。できる限り、大多数の賛否を得て決めるような筋のものであるということもあります。  私自身の体験上から言っても、夫婦親子は同姓のほうがいいというふうに思っていますので、私はそういう意見なんですけれども、議案の審議に当たりましては、きょうの段階では継続を主張していきたい、世論の動向なり、国民の反応を見ていきたいというふうに思っています。  以上です。 ◆横山れい子   私は、今までどおり、不採択というふうに主張したいと思います。  これはなぜかと言うと、本当に社会の状況が変わる中で、いろいろな考え、要求、ニーズがある中で、この陳情に関して言えば、前回も言いましたけれども、一般人にとってという一般人を普通の感覚、一般的な普通の感覚というようなことで、この方たちと違う意見、考え方については認めていかない、それは特殊だというような陳情の内容になっているということで、私は、これは慎重に国民的な議論をしていくことはもちろんですけれども、この陳情に関しては、そういう観点から賛成はできないということで、不採択を主張するということです。 ◆竹内愛   私も、不採択を主張したいと思います。  選択的夫婦別姓制度については、日本も批准している女性差別撤廃条約にきちんと位置づけられていて、条約に批准をした国においては、選択的夫婦別姓制度を早急に制度化するようにということを強く求められていて、日本政府がみずからその条約に批准をしたわけですから、日本としては、政府としてきちんとその法制を進めていくということを、もう20年、30年以上前からこの議論がやられているわけで、その立場に立って政府はきちんと事を進めていくということが、私は、日本の政府のしていかなければならないことだと思いますし、国際的に見ても、それが大きな流れであることは周知の事実ですので、これを拒む理由はないというふうに思っています。  また、子どもと親の姓が違うということについて、いろいろ心配の声もありますけれども、実態的にそういうお子さんがいて、実際、その子が、社会的に例えばそういう心配があるような状況があるかと言われると、実際に別姓を選択している事実婚のご家庭の方々からは、子どもはちゃんと自分のことも理解しているし、周りにきちんとそのことを伝えれば、何も問題がないということを言われていますので、それは心配しなくてもいいのではないかなというふうに思いますので、国際的な流れから見ても、この選択的夫婦別姓制度は導入していくという流れであることは間違いありませんので、それを阻害する陳情に賛成するわけにはいかないというふうな思いで、不採択を主張したいというふうに思います。 ○委員長   ありがとうございました。  以上で意見を終了いたします。  陳情第189号 選択的夫婦別姓制度(仮称)の法制化に反対する意見書の提出に関する陳情につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。  陳情第189号を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。          賛成多数(6−2)
    委員長   賛成多数と認めます。  よって、陳情第189号は継続審査とすることに決定をいたしました。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、陳情第200号 高島平温水プール改修の改善を求める陳情(スロープ設置の件)を議題といたします。  その後の状況に特段の変化があれば、理事者より説明願います。 ◎スポーツ振興課長   それでは、高島平温水プール改修の改善を求める陳情(スロープ設置の件)に関しましてご説明申し上げます。  本件につきましては、先月の委員会におきまして、設計の変更が伴うといったことなどから対応が困難であると考えておりますというようなご説明を申し上げたところでございます。ただ、その際、委員の皆様からもいろいろとご意見を承りましたことなども踏まえまして、バリアフリー対応についてさらに踏み込んで検討する必要があるということで、工期や工事費の変更も視野に入れまして、改めて検討を行ってまいりました。結論といたしましては、当初の方針を変更いたしまして、傾斜の緩やかな長い形のスロープを設置することとしたいというふうに考えております。  車いすの方がプールを利用される場合には、このスロープ車いすに乗って通って入退水をしていただくという形になります。このスロープに関しましては、車いすのまま出入りができる傾斜も緩やかなものということで、多くの車いすの方にご利用いただけるとともに、足腰の悪い方などが歩いて使用される場合も負担が少ないなどといったことで、さまざまなご利用に対応できる、利便性の向上の程度が高いというふうに考えております。また、安全面でも問題が少なくて望ましい構造になっているというふうに考えるものでございます。  なお、先日の委員会の際に、練馬区のプールのお話も出ましたけれども、練馬も含めまして、一般用のプールスロープを設置する場合には、こういった形のものが標準的につくられているという状況でございます。  説明は以上です。 ○委員長   本件に対する理事者への質疑並びに委員間の討論のある方は挙手願います。 ◆杉田ひろし   1点だけ確認をさせていただきます。  きょう、資料をいただきまして、プール改修等にかかわる工期及び経費についてということで、この中の2番を見ますと、スロープ設置等に伴う工事費の増額が約900万円ということの記載があるんですけれども、今から工事を始めるということで、既に工事が入っちゃっていて、これから例えば一部壊してとなると何となくわかるんですけれども、工事はもう始まっていますか。であればいいんですけれども、900万円というのは結構高いなと思いまして、その辺については、900万円、やはりかかるものなんでしょうか。その辺についてご説明をお願いいたします。 ◎スポーツ振興課長   工事につきましては、先日もご説明しましたけれども、5月から入っておりまして、設計のほうは昨年度中に終わっておるということで、今回、こういったスロープに関しまして設計変更を必要とする。工事のほうも、プール槽の形をかなり大幅に変更するということで、この程度の経費は通常かかるものというふうに考えてございます。 ◆なんば英一   では、お聞きします。  工事費の増額ということで約900万円という、これは資料ではあらあらの数字だと思うんですけれども、これはどの程度までの概算なのか。これからあと、事業者の方とも打ち合わせしなくちゃいけないですよね。設計とか、仕様の変更だとかというような話もあって、実際にかかる部分のものについてはこれから打ち合わせするわけですよね。事業者の方と、これぐらいの予算でということで。そのスケジュールがいつごろなのかということと、それから、この金額ではできないよと、今ある中での追加の工事なので、その概算とはちょっと違いますよという部分については、どういうふうに対応しようというふうに考えているのか、まだ今実際に事業者の方と打ち合わせをしていない中での概算みたいなものが出てきたわけなので、実際の金額についての差異というものが出たときにはどういうふうに対応しようというふうに考えていらっしゃるのか、この2点をお伺いしたいと思います。 ◎スポーツ振興課長   こちらに関しましては、スケジュールということは、今後、きょう、採択なり何なりのご決議があれば、直ちに設計を変更して工事を進めるという、そういう手続に入りたいというところでございます。  それから、900万でおさまるか、おさまらないか、おさまらない場合というお話ですけれども、こちらは、こちらのほうの技術の関係のほうである程度積算したものでございますので、そう大幅に狂うものではないというふうに考えておりますので、業者さんのほうとは調整、打ち合わせをさせていただいて、それなりの金額で進めるというふうに考えております。 ◆なんば英一   私も、議事録を自分でも精査していなかったものですから、前回、答弁で大体幾らぐらいというふうに答弁していらっしゃったんですか、板橋区側としては。そこをもう一度確認させていただきたいんです。 ◎スポーツ振興課長   前回は、設計の変更に関しまして、正確に覚えていないですが、800万ぐらいという、その他、工事に伴っていろいろな変更があって、その辺はまだ出ていないというふうなご説明をしたかと記憶しております。 ◆なんば英一   概算で900万という数字なんですけれども、これについては、見通しはどうなんですか。こういう見通しでやっていくということなのか、それとも、実際に打ち合わせした後での数字というものをしっかりと考えて、その後また議会等への報告なんかもしていただけるんですか。その辺をお聞きしておきたいと思います。 ◎スポーツ振興課長   こちらに関しましては、見通しということでございますけれども、いずれにしましても、契約を変更するという手続にはなるかと思いますので、その辺の報告は議会のほうにはさせていただく形になるかと思います。 ◆なんば英一   今回の説明で、前回の陳情の議会での議論を踏まえて検討させていただいたというお話なんですけれども、とはいっても、いきなり総括質問でああいう話が出てきたので、ちょっとすとんと腑に落ちないところがあるんです。というのがあるので、しっかりとどのように、我々の提案を受けて、どこの所管でどのように議論したのか、そして、こういう障がい者の率とか出てきていますけれども、こういうものも踏まえて改善をしていこうという結論に至ったのかということを、もう少し詳しく説明をしていただきたいと思うんです。どうですか。 ◎スポーツ振興課長   先日、委員会でもご指摘があったということはそのとおりでございまして、それを踏まえまして、あのときは工期を維持する、経費を維持するとか、そういったことを前提として検討した結果としまして、対応が困難だということでご説明をしたわけなんですが、今回、大規模改修をやるということで、ここでバリアフリー化を実現しなければ、何十年もそのままになってしまうというようなことで状況がございますので、バリアフリー化をやるということは非常に重要なことであるということで、工期等を維持するということを前提としないで、営繕課等とも相談をして、そういった形で余り、影響は多少あるんですけれども、それよりもバリアフリー化をちゃんとやるというところを優先させていきたいというようなことで、最終的にはそういった結論になって、今回、このようなご説明に至ったというところでございます。 ◆なんば英一   バリアフリー化を重視したということですね。設計変更後の図面というのがぱっと出てきたんです。これを見て、まだわからないです、私。本当にバリアフリーの状況、これで対応できるのかなというのもよくわからないんです。とりあえず設計変更をこういうふうにして900万ということでご提示をしたわけなんだけれども、バリアフリー化を重視しているというご答弁をいただいたので、このバリアフリー化で本当にいいのかどうか、その辺の検証、聞いてみたらどうですか、陳情者の方たちにも。こういうバリアフリーを考えているということを踏まえて、そこでまたこれじゃ違うよというような意見が出てくると、またそこで訂正、変更していくのかというような話にもなってくるので、その辺の今後の進め方、どういうふうに考えているのかを聞いておきたいと思います。 ◎スポーツ振興課長   この形態につきましては、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、一般的なプールスロープをつけるということに関しては、こういった形態がほぼ一般的に見られるものでございます。こちらは、車いすでそのまま入っていけるということですので、車いすに乗っている方でも、特段、利用に支障なく使えると。それから傾斜も緩やかにできていますので、使い勝手もそう悪くないですし、この部分を歩くといった方もいらっしゃるかと思いますが、これがもっと短かったりすれば、傾斜が急になって歩くのも大変かなと。そういうことに対しても対応しておりますし、安全面でも、転んだりとか、そういう危険が少ないものでございますので、この設備であれば、陳情者の方にも、ほかの車いす利用の方にもご納得いただけるものではないかというようなものになっているというふうに考えております。 ◆なんば英一   何であえてここでこういうことを言わせてもらうかというと、前回は、こういう区の方針ですと。何とかこういう形でやりたいということをおっしゃっていて、そこで障がい者の方のいろいろな声だとか、話とか聞いたのかと言うと聞いていないで進めましたと。それが今度、一転してやりますという話になってきた。こういう形でと出てきた。そのやりとりの過程の中で、丁寧さというのが全く足りないと思うんですよ。だからこういうふうに聞かせてもらっているわけです。これも委員会の直前に出てきた資料なので、これで考えていますから、陳情も、この後皆さん、恐らく反対される方はいないとは思うんです。  陳情を採択しましたと。この内容で我々が採択したのかどうかというのは、また別の議論なんですよね。そこをわかってもらいたいんですよ。これについても、現場の方の意見なり、声をちゃんと聞いて、そしてまた経費についても、きちっと事業者の、どれぐらい上積みになるんだというようなことも聞いた上で、丁寧に進めていかないと、後からそういう声が出てきたときに、また対応するんですかと。  そういうふうになると、結局我々自身もここで議論している意味合いというのが、何を議論していたんですかということが我々にもはね返ってくるわけなんですよね。そういう意味で、しっかりと聞いてもらいたい。その辺はどうなんですか。ちゃんと事業者の方にも、それから利用される方にも、もう一歩突っ込んで話を聞いて、しっかり着地できるように進めるということで、こういうものを出してきていただいていると理解しているんですが、そういう理解でいいんですか。そこを聞いておきたいと思います。 ◎スポーツ振興課長   進め方が、今おっしゃいましたように、ちゃんと利用者の声を聞かない、特に前回は階段のみの設備をご提案して、それで利用者の声をちゃんと聞かれていないんじゃないかというようなご指摘は、前回も承ったところです。そういったことも踏まえまして、今回、やはりスロープを設置する必要があるということで、陳情の方にも、スロープ設置ということに関しましては、お話はさせていただいたところでございますので、この形で進めさせていただきますけれども、もし何か不都合な点があれば、それは今後進めていく中で対応させていただきたいというふうに思います。 ◆なんば英一   ちゃんと聞いていただきたいと思います。  あとそれから、事業者のほうの部分、工事を実際に携わるところの部分についても、丁寧に進めていただきたい。所管は契約管財課のほうになると思うんだけれども、一応こちらのほうが窓口になっているので、その辺を聞いておきたいと思います。 ◎スポーツ振興課長   そちらのほうに関しましても、丁寧な手続でもって進めさせていただきたいというふうに思います。 ◆なんば英一   あと、障がい者の方の利用率、人数というものが出てきているんですけれども、パーセントと人数で両方出てきています。トータル的には、パーセントで言えば1.80、団体のほうについては1.11というふうになっていますけれども、利用率に対する見解、どういう受けとめをしているのかということを最後に聞いておきたいと思います。 ◎スポーツ振興課長   利用率に関しましては、それほど多くはないのかと。それは、高島平を初めとしまして、こういった階段なりスロープという設備が板橋区のプールにはついてございませんので、そういった形で若干利用を阻害しているといいますか、そういう面もあるかとは思いますけれども、今後に関しましては、よりバリアフリー化を進めまして、障がい者の方のご利用もできるようなものの整備を進めていきたいというふうに思っております。 ◆すえよし不二夫   今回の区のほうの変更については、前回に採択を主張した立場からすると、大いに歓迎するところであります。できることなら、なんば委員のおっしゃるように、当初案の段階でいろいろな意見を聞いて、配慮されて設計されていれば、こういうことはなかっただろうというふうに思いますけれども、なかなかしかし100%というわけにいかないだろうから、気がついた点で変更するのはやぶさかではないというふうに私は評価いたします。  今後の施設完成後に、また完成後にもいろいろな意見が出てくる可能性は出てきますよね。いろいろな施設、これに限らないと思います、施設に関しては。そういうのを対応できればしていくだろうし、できなければ、学校なんかでよく言われている、大改修か大改築でないと対応できないような、予算上の問題も出てくるし、そういうことがあるだろうなと私は思います。  しかし、その前に、今回の考え方の変更に当たって、練馬のものを参考にした、あるいは区民の声、利用者の声、陳情者の声、いろいろな声を聞かれたのか、陳情者の声を聞いたことはわかりましたけれども、その辺はどうなのかということ。  それから、採択後に契約変更を伴うというふうに思うんですけれども、その手続についてはどうなるのか。  900万の予算については、新たに確保するのか、補正でやるのか、差金があってそれを活用するのかということがあると思います。  それから、今回、スロープをつくることによって、プールサイドがその部分は当初の設計と比べてどのぐらい幅が狭くなるのか。それから、階段の部分は当初からあったというふうに思うので、そこと、階段部分を除いたプールサイドの幅と変わらないんじゃないかと私は思うんですけれども、そういうことでいいのかどうか。何かプールサイドが狭くなるというようなことも心配されておりましたけれども、狭くなるのは階段部分の残りのプールサイドと一緒じゃないのかなと図面で見ますけれども、そういう理解でいいのかどうか。 ◎スポーツ振興課長   まず、全体的に区民の声を聞いてこういう形を出したのかということに関しましては、そういった手続は、実際上は行っておりません。  それから、900万ということで、これをどうするかということに関しましては、契約の差金によりまして捻出をするということになるかと思います。  それから、契約変更手続に関しましては、予定では、来年の第1回定例会のほうで手続に関係することを行うという予定になっております。  それから、プールサイドに関しましては、もともとこの階段は飛び出しておりましたので、この部分に関しましてはそのときのもので、スロープの部分に関しては、当然新しくできたので、その分、プールサイドは狭くなっているということでございます。 ◆すえよし不二夫   予算についてはわかりました。  プールサイドは同じような理解で、スロープ部分だけが当初よりは狭くなるけれども、階段部分と同じだというふうなことで理解をいたしました。  それから、今回の考え方の変更に当たっては、議会の総括の声もあったと思いますけれども、区民の声を聞いていないというのは、当初のことですか。私は、変更に当たってはいろいろな方の声を聞いて、あるいは練馬の部分も見たりして、他の施設を見たりしてバリアフリー化を推進する、優先するというふうな判断に立ったんだというふうに理解したいんですけれども、どうなんですか。 ◎スポーツ振興課長   スロープつきのプールに関しましては、練馬のほうは視察をいたしました。それから、ほかの中野とか、杉並とか、そういったところに関しましては、電話でお伺いしまして、状況を聞かせていただいたところです。そういったことをいろいろと勘案しまして、こういう設計の形をつくったということでございます。 ◆すえよし不二夫   そこまではいいとして、それでは、障がい者の方の声についてはどうだったんですか。陳情者の声は聞いたと先ほど説明あったからわかりました。ほかにもいらっしゃると思うんですよね。その辺の声は聞いて最終案がこうなったのかと、その辺のいきさつを聞いておきます。 ◎スポーツ振興課長   いろいろな方から意見を直接聴取したということはしておりませんけれども、プールの指定管理者から障がい者の方の意見ですとか、あと陳情の方からも、ほかの障がい者の方のご意見等も伺いましたので、そういった形で、区民の方のご意見につきましては取り入れさせていただいたというふうに考えております。 ◆竹内愛   今後の流れなんですけれども、計画の変更ということで手続に入るということですが、区民の方々には、特に利用されていた方にとっては、工期が少し延長されるということもありますので、その広報をどのように行うのかということ、まずその点について先に確認させてください。 ◎スポーツ振興課長   区民の方々に関しましては、手続を開始し次第、こういった形で工期が変更してプールの形を変更するというご説明は、速やかにさせていただきたいというふうに考えております。 ◆竹内愛   ぜひ、全区的に広報いたばしなどでお知らせをしていただきたいんです。というのは、高島平温水プール、当初の計画ではこうだったけれども、計画の変更をします、板橋区の事業について必要であればそうした選択もできるんだということを、きちんと皆さんに伝えることで、当初の計画のときから幅広い声がきちんと生かされるようなものを示していかないと、また同じように、後からそういう事実がわかって、また計画の変更をしなければならないと、こういう事態を私は防ぐことができるのではないかなというふうに思うんです。  小豆沢プールについても、一番最初に基本計画をつくってから実際に工事が始まるまでに何年か間があくわけですよね。その間にまた状況も変わってきますので、直前の実施の段階での計画をつくるときには、そうした状況も踏まえて、基本設計のときにはなかったけれども、実施の設計のときには盛り込みましたということも可能なわけですから、それは柔軟に対応していただきたいというふうに思うんです。  もう1点、既に変更してしまって大きな改修はできないということなんですが、今回、高島平温水プールについては、プールサイドのトイレにだれでもトイレはないんですね。バリアフリー車いすの方が利用できるんですけれども、プールサイドでトイレに入りたいというふうになっても、だれでもトイレがありませんので、通常の洋式トイレを使うということになるんですが、そのときには、トイレの中には車いすが入りませんので、利用する際には非常に困難があるのではないかなというふうに思うんです。  高島平温水プールについては、スペースの大きな変更ができないということなので、それは今回は難しいというふうに思うんですけれども、小豆沢プールの改修や、今後、バリアフリー化を進めるわけですから、その周りのものについてもきちんとそれに対応できる整備をしていく必要があるというふうに思いますので、そうした点についてももう一度確認をしておきたいというふうに思います。 ◎スポーツ振興課長   今回、こういった設計変更というような形に至りましたことにつきましては、障がい者の方のご意見を事前に十分伺っていなかったというところが当然あるかと思いますので、今後、小豆沢のプールを初めとしまして、こちらで新しい設備の改修なり、つくるときに関しましては、いろいろな方のご意見を伺いつつ、設計のほうに反映をさせていきたいというふうに思っております。それから、プールそのもののみならず、その附帯設備といいますか、そういったものに関しましても、当然いろいろな方の意見を踏まえた上で、設計のほうに反映させていくという手続を、今後ちゃんと踏んでいきたいというふうに考えております。 ◆中野くにひこ   何点か、確認もさせていただきたいと思います。  先ほどもすえよし委員のほうからもありましたけれども、陳情者以外にも、どのような団体に確認を得たんですか。先ほどの課長の答弁で、陳情者の方がその団体のほうにもお話をして了解をもらいましたということなんだけれども、その先が見えてこないので、これは行政として大事なお仕事なので、どの団体に確認をとったんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   陳情の方がお話をされたというのは、肢体不自由児父母の会の方ということでございます。私どもが直接確認をしたということではございません。 ◆中野くにひこ   これはまた課長もやはり現場感覚で、ありがとうございますと、いろいろお話を私は聞くべきだろうと思います。大変に上段から物を申して恐縮なんですけれども、一貫してそういう姿勢なので、それはきちっと確認をとってもらいたいと私は思います。 ◎スポーツ振興課長   今回に関しましては、時間的なものもございまして、十分な意思確認ということに至っていない部分もございますけれども、今後に関しましては、ほかのいろいろな方のご意見を伺う形で進めていきたいというふうに思います。 ◆中野くにひこ 
     いろいろ、視覚障がいの方等々もいますので、できる限りこれはやるべき仕事だろうというふうに思っております。  2点目なんですけれども、今回、この図面からも、ずっとプールサイドからスロープをやるんですけれども、陳情者は最初、2メートルでもいい、二、三メートルでもいいと、スロープ、途中から切っていただきたい。私、よく聞いて、なぜそういうことを言うのかと思いきや、誘導しますから、受け手がスロープだと危ないわけですね。ゆっくりですから、どんといっちゃうかもしれませんから、途中からスロープを切ってもらいたいと。自分が背が立ちますから、ここら辺までくればぐっと受けられますから、なるほどなと思ったわけです。  今回、でも、いろいろな方がいらっしゃいますので、これで滑らかなスロープをつくったということでご納得したということなんですけれども、課長、いいですか。そうすると、その論理からいくと、車いすをずっとスローププールに運びます。どの地点で手を離して、どの地点でこの車いすを上げるんですか。わかりますか。そこまで課長が検証したんですかということを問いたいんです。答弁をお願いします。 ◎スポーツ振興課長   車いすで入っていく場合に関しましては、プールのスタッフが車いすスロープの途中まで押していきまして、介助の方がその前に立って介助して、ご本人をプールのほうに誘導すると、そういう形になるというふうに考えております。 ◆中野くにひこ   よく考えてください。スロープがこうなっていますから、介添え人がこういます。坂になっていますから、浮力はあるといいながら、非常に危険ですよね。私が言っていること、わかりますか。階段でなくて、こうなっていますから。当初は、陳情者はそこを切ってくれと。そうすれば、こうなっていますから。でもそれは、いろいろな方がいるから、逆に危ないかもしれないということで、今回はこうなったわけなんですけれども、そこら辺のところまでやはりきちっと考えて、当然、今後、入っていけば、指導もしなくちゃなりませんから、そういったことが厚労省の指示で要綱か何かできちっと決められているのか、こういうものが。スロープにしろとか、切るとか、介添えについての規定があるんですか。まず法令遵守、そこからさかのぼって聞きます。 ◎スポーツ振興課長   プールスロープを設置する場合の、そういう法令的なものというのは特にございません。 ◆中野くにひこ   私は勉強不足であれですけれども、しっかりと、なければないでやっていかなくちゃなりませんから、事故があった場合に云々、これは調べてください。本当にないと言い切れるのであれば、それはそれで、それに準ずるものを考えていかなくちゃいけません。事故があってからでは遅いから、我々は言うんです。スカイツリーのてっぺんで、私もこの間、新聞を見ましたらば、風速10メートルあったら、クレーンのあれはやめるんですってね。厚労省か何かの事務規定である。だから、多分そういったものが、きちっと国で私はあるんじゃないかなと思うんです。それに準じたものがもしあるのであれば、きちっとつくっていかなくちゃいけないだろうと思います。それはまた議会の役割だろうと思っております。  最後、今回のこの陳情のあれで、一番、今後、いろいろな施設を、区民文化部ですから当然箱物が多いので、いろいろ改修等々をした場合に、今回のこの陳情から学んだことは、より多くの地域の方のご意見を聞くということですね。それを施策に反映をさせるという最も基本的な事柄だと思いますので、それについては、今後、そういった形にしていきますということなんですけれども、最後、部長から私はそれを聞きたいんです。それに対する決意を聞きたいというふうに思います。  前段のあれについては、後ほど、それはまた資料か何かで、ないならないという形ではっきりと、今の段階ですと、やりとりの中で厚労省の規定、法令遵守はないということですけれども、しっかりとした答弁をもらいたいと思います。 ◎区民文化部長   ご指摘をいただきました。姿勢の問題というお話も出ました。確かに私ども、当初、階段でいこうというような決定をして、公共施設にそれがふさわしかったのかどうかというところについては、大変反省の必要があるなというふうに思っております。それから、こういう形でやらせていただくということになりましたけれども、今回は期間の問題ですとか、いろいろな問題がございましたけれども、当然に今後、小豆沢プールを初めとして、諸施設をつくる場合には、多くの方の意見を聞くとともに、それから福祉のまちづくり等々、基準がございますので、こういうものにも十分あたるという必要があろうかと思います。  先ほどの法令等の問題でございましたが、私も課長のほうに、福祉部とよく協議をしろという指示をいたしましたところ、やはりどうもないようでございますが、再度また調べさせていただきたいというふうに思っているところでございます。  いずれにいたしましても、多くの方に喜んで使っていただく施設、それから使いやすいということが、これが一番大切なことでございますので、各委員の方々から、この件に関しましてはたくさんのいろいろなご指導をいただきました。これを今後の私どもの施設の建設ばかりでなく、仕事の進め方すべてに当たって反映をさせていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ◆横山れい子   前回、変更に伴う埋め合わせとして、800万円ぐらい新たに予算がかかるというお話だった、私のメモによるとそうなんです。900万円ということでして、この900万円の内訳みたいなことを知りたいなというふうに思ったんですが、900万円はこれとこれとこれにあれするので900万円というふうなことを出されるのであれば、資料か何かでいただきたいなというふうに思ったんですが、いかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   内訳に関しましては、今、手元にございませんので、資料のほうで後ほど出させていただきたいというふうに思います。 ◆横山れい子   もう1点、その他のところで、プール槽を既製品に変更することにより工期の延伸や工事費の増額を極力抑え執行すると書いてあって、当初、設計のものとほぼ同等のもので既製品というのにしたら、経費が余りかからないんだという説明だと思うんですが、そうであるならば、最初からこういう既製品のものを使って経費を抑えるというようなことも可能だったんじゃないかと思ったんです、この説明でいくと。その辺はどうなっているのかなと疑問で、既製品のものというのはどういうものなのかという説明をしていただけたらというふうに思います。それだけ聞いて終わりにします。 ◎スポーツ振興課長   既製品のものといいますのは、プールの深さが、多少、当初予定していたものと深さの底の形といいますか、そこが多少、当初想定していたものと違うというのが既製品で、当初の予定のプール槽というのは、もともとあった高島平プールの構造を、そのまま形を残すというもので、そういった形で設計をしておったところが当初のものということで、それは既製品ではなくて、発注品といいますか、そういうものになる。今回は、多少なりとも工期等への影響を抑えるために既製品を用いるということで、その辺を配慮させていただいたということで、若干深さの底の形が変わるということになっております。 ○委員長   それでは、以上で質疑並びに委員間の討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆杉田ひろし   先月の4日の委員会以降、プール設計変更バリアフリー化の対応を、スポーツ振興課を初め、区の皆様方、すぐに検討していただきましたことに関しましては、本当に大変ありがたく感謝を申し上げる次第でございます。また、今後の施設につきましても、今回はプールでありましたけれども、先ほど部長のほうからもご答弁ありましたけれども、さまざまな施設につきましても、高齢者の皆様方、また障がい者の皆様方、多くの皆様方のご意見をぜひ拝聴していただきまして、施設にもバリアフリー対応していただきたいなと思います。そういった意味も込めまして、今回は採択を主張させていただきます。 ◆中野くにひこ   前回、10月4日の我が党の意見開陳で、ノーマライゼーションの社会を築くためには、十分に障がい者の方の意見を考慮しなくてはならないと考えると。現段階では、設計工事費用等の確認や現地調査をしながら、今後のスロープの設置の可能性を見きわめたく思うので継続審査とするというのを、我が党で開陳をしました。  この後、私、1週間後に現場に行きました。やっている方もいろいろいましたので、お話をお聞きしました。そうしたらば、設計変更しているよと、こういう現場から来て、驚愕いたしました。それで、すぐに課長のところへ行って、部長のところにも行ったわけです。ちょっと意思の疎通があれだったのかなというか、そういう形で動いてくださった、確定していない段階では言えなかったという部分も、そのときに聞いたわけです。  私は、やはり責任がありますから、財源の問題もあるだろうし、技術的にどうなのかということで、現場調査に行かせていただいていました。その間、総括質問でもちょっと唐突感は否めないんですけれども、そういった方向性で、バリアフリー化にするということに反対する人はだれもいません。ただし、そこに物理的にできるのか、費用の面でどうなのかという検討は当然必要なわけで、私も現地調査に行って、そういう形で1,000万円以内であれば、今後、20年、30年を考えた場合、もうなかなか改築というわけにいかない、これは今やるべきだろう、世の中全体がノーマライゼーション、障がい者によければ健常者にもよいという形で、複雑な思いをしながら、また、陳情者のご意見も聞きながら、また、他団体のご意見も聞いたということなので、気持ちよく採択とさせていただきます。  以上です。 ◆すえよし不二夫   先ほども一部申し上げましたけれども、前回の委員会でも採択を主張しておりますので、今回も採択を主張したいと思いますが、できることなら、当初から万全を期して設計してあるという部長発言を、今後もぜひ生かしていただきたいというふうに思っております。しかしながら、当初案で万全を期したつもりでも、完成後に何かと気がつく点があると。気がついたら、それもまた、財政的に、期間的に可能なら、変更することもやむを得ない場合もあるということも申し上げておきたいというふうに思います。したがって、今プールにつきまして、今回の変更案が多くの区民の人に歓迎されて喜ばれることを期待して、本案件の採択を主張します。 ◆横山れい子   私も、前回と同じ採択です。  今、1週間後に設計を変更しているというようなお話が出ていましたけれども、最初の段階から、それであればきちんと私たちにもそういうような方向でここの中で審議ができるような答弁が、私はあっていいはずではなかったかと、今、非常に思いました。そういうふうなこともありながら、変えていくということですので、私もこれはぜひ区民の方たちの意向や何かを十分把握しながら、しっかりと次のことにも生かしていただきたいというふうに思っているところです。区民がだれでも安心してプールが利用できるように、さらによいものができるように進めていただきたいというふうに思っています。 ◆竹内愛   私も、前回同様、採択を主張したいと思います。  この間の経過は、公共事業はとまらないというふうに思われている中で、非常に大事な選択ではなかったかなというふうに思うんですが、どちらにしても、区民の皆さんや議会に対して、どういう過程でそういう選択をしたのかということをきちんと示していくことというのは、これからますます求められていくと思うんです。今回、計画の変更をさまざまな形で努力をして、こういう結果を報告するということになりましたけれども、その検討の内容ややり方についても、まだ不十分な点があるのではないかなということは、この間の質疑で私も心配があります。  これからの施設の改修や新しく改善をされていく中では、そうしたやり方一つひとつをきちんと区民の皆さんに説明をできるようにすると。どういう選択や調査、検討があって、そういう判断に至ったのかということを示していくということが求められていますので、どちらの選択をしたとしても、説明がきちんとできるような準備を、私はするべきだろうというふうに思いますので、そうしたことを今回の件で教訓にして、今後に生かしていただきたいなということをあわせてお願いして、採択を主張したいというふうに思います。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  陳情第200号 高島平温水プール改修の改善を求める陳情(スロープ設置の件)を採択することにご異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   意義がないものと認めます。  よって、陳情第200号は採択すべきものと決定をいたしました。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、所管事項の調査に入ります。  初めに、いたばし総合ボランティアセンター運営見直しについてを議題といたします。  本件について、理事者より説明を願います。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   それでは、資料の1をごらんください。  いたばし総合ボランティアセンター運営見直しについてでございます。  区内におけるボランティア・NPO活動でございますけれども、現在は板橋区、板橋区社会福祉協議会、NPO法人、区民ということで、4者協働という形で運営をしてございます。今後、このNPO・ボランティアの活動をさらに推進していこうということでございまして、センターがその専門性を高め、機能を強化する必要性が高まっているために、次年度以降の運営を見直すということになりましたので、ご報告をさせていただきたいと思います。  変更する主な事業でございますけれども、現在、主たる事業としては、ボランティア初心者への支援ということで、例えばヤングボランティアの育成であるとか、夏ボラ、夏季にボランティアを募集して、小・中学生、児童に対してボランティアをやっていただくというようなことをやってございます。また、ボランティア活動のコーディネートということで、例えば福祉施設でボランティアをしてみたいという方の受け入れを相談しているというようなことをしてございますけれども、来年度以降につきましては、NPO・ボランティアへの中間支援、例えばこういう助成金がある、あなたのやっている仕事についてはこういうような同行の仲間がいますとか、そういう形で中間支援をしていくということ、あるいは社会起業家、社会問題を解決するためのビジネスを自分で起こしたいという方への支援、さらには、企業のCSRといったもの、地域との連携強化などといったところにステージを上げていきたいということで考えてございます。  それから、防災ボランティアセンターにつきましては、現在は災害時に設置するということになってございますけれども、次期につきましては常設の防災ボランティアセンターを設置し、例えば区外で災害が起こった場合であっても、板橋から支援に駆けつけるというような体制がとれるようにしたいということでございます。  窓口受け付け時間につきましては、現在、火曜から土曜日までの9時から5時までということでございますけれども、これを、日にちを日曜日もやる、それから時間についても夜まで延長するということで、9時から21時30分まで行うということで拡充をしたい。  それから、職員体制につきましては、現行、社会福祉協議会4名とNPO法人2名の6名でございますけれども、次期センターにつきましては、6名プラスボランティアスタッフという形で、有給のボランティアスタッフを多数雇うことでカバーをしていきたいと思ってございます。  裏面にお移りください。  裏面では、継続する主な事業等、これまで行っております記載の事業等につきましては、引き続き実施をしていく予定でございます。  今後のスケジュールでございますけれども、11月末には委託団体の公募を始めまして、1か月程度書類を書く時間、検討時間を設けていただきまして、第一次審査、第二次審査を行いました段階で、1月の下旬に委託先の団体を決定したい、引き継ぎ業務を行うという予定でございます。  説明は以上でございます。 ○委員長   ただいまの説明に質疑のある方は挙手願います。 ◆杉田ひろし   1点だけ確認をさせていただきます。  資料の防災ボランティアセンターということで、現行センターでも災害時のみ設置ということでありまして、例えば今、ことしもゲリラ豪雨が7月にあったわけですけれども、そういった場合に設置をされたのかどうか、今後、次期センターについては常設ということでありまして、具体的にはどのような、ゲリラ豪雨が仮に起きた場合、どういったような対応をしていただけるか、また、なかなか区民の皆様方も、私も実はこういったセンターについては余り承知していなかったんですけれども、具体的にどのようなPRをされて、多くの区民の皆様方に利用していただくというか、そういった点についてはどのようにお考えか、一つお願いいたします。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   まず、ゲリラ豪雨のときに、ことし、防災ボランティアセンターが立ち上がったかということですが、実は立ち上がっておりません。これにつきましても、私どももちょっと反省、特に隣の北区では、具体的に大きな被害が出ているということもありましたので、私どもの反省事項、立ち上がるような仕組みになっていなかったということでございます。今後、まさに常設の防災ボランティアセンターということでございますので、防災ボランティアをやりたいという方々にスムーズに連絡をして、そういう組織が立ち上がるようにしていきたいというふうに考えてございます。  それから、センターのPRでございますけれども、現在、ボランティア情報という、こういう冊子をつくって、5,500部、大体200か所以上のところに配置して、ごらんいただいている。それからあと、掲示板であるとか、ホームページ等で、今、PRしている状況でございます。今後、運営見直しをするに当たりまして、さらにPRについては努めていきたいというふうに考えてございまして、特にホームページについては、かなり見直すべき部分があるかなというふうに感じております。 ◆竹内愛   委託団体を公募するということなんですが、公募の範囲というのは区内の団体なのか、全国を対象にしているのか、その点を教えてください。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   公募の範囲についてですが、今後、実際にはプロポーザルの要領を決定いたします。その段階で決めるということですけれども、現在、方向性としては、比較的広くとりたいと。ただ一方で、区内でやれる能力のあるところというのは優先をしていきたいということで、ある程度区内団体に配慮しながら広く受け付けをしていきたいというふうに考えてございます。 ◆竹内愛   区外の団体まで広げて公募をするという思いというのが、私はよくわからないんです。というのは、今現在、既にNPO法人の方が入って4者で協働で運営されていますよね。そのセンター役員会でこういう事業をやりますということをやっているわけですよね。そうすると、当然、今のNPO法人の方々ができる範囲の事業ということになっていくのではないかなというふうに思うんです。また、防災ボランティアの関係でもそうでし、例えば他区で活動されているNPO法人の方々が入ってきて、板橋の現状とか状況というのを把握して、こういう地域でのボランティア活動というのを実質的にできるのかどうかというのも、私はちょっと疑問があるんですが、公募の対象を区外のNPO法人にも広げるということをお考えの根拠といいますか、今現在はどういうふうにその辺は認識されているのかというのを伺いたいです。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   区内の多数の団体、NPOがこの事業を担えるという状況にあるのであれば、あえて区外まで手を広げる必要はないかなということもあろうかと思います。現在のところ、板橋区内のNPO団体につきましては、それほど大きな活動をしているという状況ではございませんし、数も多いというわけではございません。私どもの行いたい次期センターの非常に高度な役割を果たしていただくということが一番重要なわけでございますので、そういう高度な役割を果たせるNPO団体に委託をお願いするということでございます。ただ、もちろん、板橋区内のNPOで同じような力があれば、それはもちろん区内を優先させていただくというような趣旨でございます。第1番目には、高度な委託内容をきちんとこなしていただけるかどうか、それが同等であるならば、区内団体を優先していきたいということでございます。 ◆竹内愛   主たる事業というところで、次期センターでは、社会起業家への支援ということと企業CSR促進事業というふうにあるんですけれども、具体的にどういう内容であるのかというのを確認させてください。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   まず、社会起業家への支援ということでございますけれども、まだ日本では余り例が十分ではないということですが、例えば病児保育をやっておりますフローレンスという会社がございます。その人たちは、小さなお子さんを病気で保育園に預けられない、その一方で働けないということでございますので、その問題を解決すべく、会員制をとりながら子どもを預かるというようなことで、そういう社会的なニーズにこたえている。今度、恐らく高齢者が激増する社会の中で、多様な、例えば買い物サービスを代行するであるだとか、観劇に連れて行くであるとか、そういったサービスが恐らく必要になるだろうというふうに考えられます。そういったサービスをしたいと考えている人たちと一緒に、こういうふうなビジネス展開ができるのではないかということを支えるパートナーであっていただきたいというのが、社会起業家への支援です。  それから、企業のCSR、企業の社会貢献活動でございますけれども、これまでは企業自身がどういう社会貢献活動をやろうかと考え、企業自身が地域と話をしたり、あるいは区への寄附をしていただいたりということでございまして、どちらかというと、こちら側としては待ちの姿勢でございました。今後は、有望な企業があれば、こちらの総合ボランティアセンターのほうから企業のほうを訪問して、こういうようなニーズがあります、こういうお手伝いをしていただけるとありがたいという、どちらかというと、出かけていって相談を受けるという積極性を持ったCSRの支援をしていただきたい、そういうふうに考えているところでございます。 ◆竹内愛   非常に、できたらいいのかなというふうに思うんですけれども、板橋区内でそういう今の思い描いているようなNPO法人がいなくて、例えば全国的にとか、23区に広げて公募したいという思いはわかるんですけれども、身の丈に合ったといいますか、板橋で活動している人たちが、板橋の現状を踏まえて取り組んでいくことができるような活動というのが、私はボランティアの活動としては非常に重要なのではないかなというふうに思うんです。  例えば、どこかからそういういろいろなものを持ってきたとしても、そこで結局地域で活動が広がらなかったり、地域の人たちがそういうことを参加できなかったりするのであれば、私は余り意味がないなというふうに思うんです。むしろ、そういう人たちを一時的に呼んできて、そういう講習会をやるとか、そういうんだったら何となくわかるんですけれども、そういう人たちに全く委託をしちゃって、板橋の地域のことがよくわからなくても、こういう事業をやれる人、運営できる人を連れてきて、お任せします、後はやってくださいという話になっちゃうと、板橋のボランティアの発展に本当につながるのかなというのを、私は非常に心配があるんですね。  むしろ板橋区としては、いたばし総合ボランティアセンターを、板橋のボランティアの発展という点で、もっとボランティアの人材を育成していく、NPO法人を育てていくというところに力点を置いた施策をやられていくほうが必要なのではないかと思うんです。今度は社会福祉協議会も職員体制の中には入りませんので、まるっきり丸投げという言い方はおかしいかもしれないですけれども、NPO法人のほうに投げてしまうわけですから、どの範囲で公募をして、どういう事業所、法人が入るのかということに非常に左右されてくるわけですよね。私は、慎重にやっていくべきであろうというふうに思いますので、これから範囲を含めて要領・要綱を検討していくということですので、十分慎重に審議をしていただきたいということをお願いしておきたいというふうに思います。  あともう1点、委託費、運営の費用について、資料で結構ですので、どういうふうにこれから、現行の委託といいますか、現在の体制とそれから次期センターの構想に必要な委託費と、どのくらいの範囲で考えているのかというのを資料でいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   このような委託の趣旨が、区内のNPO団体でできれば、それに越したことはないわけで、それは同じ思いであります。実際に提案が出てきたときに、どの程度提案に差があるのか、私ども想像はつきませんけれども、区内のNPO団体を優先したいというのは全く同じ思いであります。しかし、明らかにこれは区内では難しいなと、こういう提案のほうがすぐれているなということもあろうかと思いますので、これについては、委員おっしゃったことも踏まえて、どの範囲までにするのか、検討していきたいと思いますが、第一の目的は、レベルの高い支援をしていくということにあるというふうに私どもは考えております。  それから、丸投げというのはちょっとあれなんですけれども、私どもは、これは区の事業で進めるものであります。区の事業の中で、重要な専門性の部分を委託するということでございますので、常に私どもと一緒になって目指していくと。NPO・ボランティアの考え方というのは、恐らくそういうことだろうと思いますので、それでは丸投げということではなく、私どもとしては一生懸命やっていきたい。  それから、委託費についてですが、まさに現在、予算の査定中でございます。ただ、11月27日に公募をする段階では一定の目安をお示ししなければいけないというふうに考えておりまして、その点では、十分に運営が、6名プラスボランティアスタッフはやれるという積算、それから私どもが委託する事業内容にふさわしい金額を用意できるというふうに考えてございますので、そうなると、当然のことながらこれまでよりも金額は若干上がらざるを得ないということになります。日曜日に開設するということもありますし、夜やるということもありますので、そのあたりであれでございますけれども、11月27日の公募の前後においてはお示しできるかと思いますので、その段階で資料で提出をさせていただきます。 ◆すえよし不二夫   かなり出ているので、出ていない部分で、9時から21時半までの時間内の勤務体制、6人プラスアルファ幾らかというのはわからないんですけれども、同じ人がやるはずがないと理解しますので、スライド勤務制なのか、ローテーションでやっていくのか、いろいろあると思うんですけれども、その辺。当然、労働基準法は遵守されるだろうというふうに思うんですけれども、NPO法人の職員といっても正規職員、非常勤、パート、いろいろ身分があると思うんだけれども、その点をどう想定しているか。というのは、当初の段階でよく確認しておかないと、スタートし始めて、後から気がついたということではいけないので、改めて聞いておきたい。
     それから、アルファというのはボランティアスタッフのことなのかどうかということです。それから、有給というのはどの程度を想定しているのか、それから、NPO法人の有給というのはどの程度を想定、契約にかかわるようなことは言わなくて結構ですから、予定金額、委託金額にかかわるようだと困るので、その辺は話のできる範囲内で結構ですから、いかがでしょうか。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   中心となる常勤、これが6名という趣旨でございますので、常勤の職員については当然労働基準法を遵守し、スライド勤務やローテーション、週休2日を守っていくということについては、そのとおりでございます。ただ、常勤職員が常時2人ないし3名いて、それプラスボランティアスタッフがそれをサポートしているというような姿を今は想定してございます。この6名プラスアルファのアルファというのは、ご指摘のとおり、ボランティアスタッフのことでございます。  ボランティアスタッフについて、どの程度の給料ということですけれども、私どもが調べた範囲では、食事がついて2,000円程度というようなスタイルが多いようでございますけれども、これはNPO法人からのご提案をお待ちするということになろうかと思います。 ◆すえよし不二夫   そうすると、常勤の方が常時2人いる日と、3人いる日がある。だけれども、21時半まで働くわけだから、スライドして残りの2人ないし3人がずれ勤というか、皆さんの専門用語でずれ勤という、前半と後半に分かれる。1日6人はそこに来るということになるのでよろしいんですか。労働基準法を遵守して、週6日ですよね。その辺をもう少しお願いします。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   これについては、例えば平日の午前中、これは非常に相談が少ないだろうということで、もしかしたらお1人かもしれません。夜間のほうで3人体制にするというようなことにつきましては、実際にお客様のニーズに合わせた感じで柔軟に配置ができるというふうに考えてございます。ただ一方で、ゼロになるとか、あるいは労働基準法を無視して従事していただくとか、そういうことはないようにしていきたいというのが、今のところの考え方でございます。 ◆なんば英一   先ほど、竹内委員からも、丸投げになるんじゃないのかというご心配をされていたと思う。私も心配しているのはそこなんです、実は。今の職員、やる気を持って、もちろん次に来る方も、また次に来る方も、職員はずっと変わっていくわけですから、変わっていくうちにどんどん変わっていっちゃうということがあるんですよね。気がついたら、それはそっちの仕事です、これはこっちの仕事ですみたいな形になっていくと、そういう丸投げみたいな形になるのかなと。一方で、偽装請負というような言葉がありますように、自分たちの手足のように使っていくと、またそういうような問題も出てくると。  だから、一体となって動きながら、そしてしっかりとボランティアのネットワークをつくっていく、そういう強力な実働部隊としてどういうふうに動いていくのかというのが、すごく大事だと思うんです。それが要綱で規定される中身というお話なんですけれども、そこの要綱がすごく気になるところなんですよね。要綱がいつごろできるのかということと、要綱をぜひ、もちろん吟味してつくっていただけるとは思うんですけれども、担当者がころころ変わっていっても関係は変わっていかないような要綱にもしていただきたいなとは思うんですけれども、その2点について、どういう考え方をしているのかお伺いしておきたいと思います。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   このボランティアセンターの運営につきましては、現在、役員会というものと、それから運営委員会というのがございます。例えば、社協であるとか、区であるとか、あるいはそこにいるNPO法人であるだとかが、一緒になってやっていくための会議というのを、役員会という仕組みと運営委員会という2つの仕組みで支えているという状況にございます。今後のセンターにつきましても、当面は役員会と運営委員会という形でしっかり一緒にやっていこうというふうに考えておりまして、そういったことでセンターの質を維持向上させていきたいというふうに考えているところでございます。  それから、要綱・要領で、この内容についてどういうことを委託するのかというのを定めていくということでございますけれども、私どもも、最初から完璧なものができるというふうには考えておりませんで、ある程度自由度の高い設計にせざるを得ないだろうなと。徐々に内容を見直して、これは変えていくような性質かなというふうに考えておるところでございます。先進自治体などを参考にしながら、比較的自由度の高い要綱でいこうというふうに考えているところでございます。 ◆白井よう子   お伺いいたしますけれども、平成18年1月に板橋区基本計画の中で、新しい公共の実現への期待という項目があります。「従来どおりの行政主体のサービス提供では限界があることから、個人、事業者、団体なども新たな担い手となり、質の高いサービス提供を目指す新しい公共の実現が、現代的な要請となっています。町会・自治会など、地縁組織とともに、NPOなどの活躍・発展が期待されます。地域課題を解決するコミュニティの活性化、協働のまちづくりを実践する仕組みづくりへの対応が求められています」というふうに基本計画の中で、これは18年なんですけれども、この辺は恐らく団塊の世代の方が退職をして、持っている力がなくなってしまわないように、また、地域に貢献できるようにということで、随分とこのころ騒がれたんですけれども、私も随分行政に期待をしました。また、坂本区長のマニフェストにもありますし、また自治力UPということで、自分たちの地域は自分たちでという言葉はあるんですが、この間、私、これまでの総合ボランティアセンターがどれほどの役割をしてきたのかなというふうに思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   例えばボランティアセンターのこれまでの活動状況でございますけれども、夏季に集中してボランティアの募集をしておりまして、昨年度は230名が参加をしてボランティア活動をしているとか、そういった、いわゆるボランティアの余り経験のない人に対してボランティア活動を呼びかける事業を中心にやってきたというふうに考えております。それは、スタートの時期ではやむを得ないところもあるのかなと、平成18年からスタートしていますので。そういった意味で、この5年間を振り返って、私どもとしては新しい形に運営を変えていきたいということで、今回、このような方向性をお示ししているところでございます。 ◆白井よう子   財政の問題もそうなんですが、この前、NHKでやっていました、なぜこんなに借金がふえてしまったのかということで、本当に本気になって、できる人が、力がある人が、残っている人が、何かの役に立っていかなきゃならないというような時代にもう突入はしているんですけれども、本格的にそれが動き出さなければいけないなというふうに思っております。  私、前から、NPOということを非常に期待していたんですけれども、ボランティアはやはりボランティアなんですね。できるときにやる、できなければやらないというボランティアなので、もう一歩進めたNPOを、土台を、運営していくのはもちろんNPOは行政と切り離しますけれども、きっかけ、NPOをつくって活躍したいな、もっとお役に立っていきたいなという人の力をどういうふうに引き出していくのかなということは、行政としては限界なのかなと思っていたら、委託で今回なるわけですけれども、主たる事業もNPOというのが入りましたので、2歩も3歩も前進をしてもらいたいなと思いますし、受け付け時間だって、日曜も入って、夜も9時半ということですので、これだったら、本当に何か相談に来たかったらここに行かれるので、私は本当に委託はすごく大事だなというふうに思っているんです。  今、政府で新しい公共というふうに言っています。これは新たな公共というふうに書いてあるんですけれども、国で言っている新しい公共と、この新たな公共というのは違うんですか。何か違うんです、意味がね。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   言葉で、現在の政権の新しい公共という言葉を避けたというのは、ちょっとイメージとしてはあります。新たな公共というのは、今までの行政が主体となった公共サービスというものではなくて、まさに今、委員がご指摘になったように、いろいろな担い手の方が社会を支えていくという、そういう姿をイメージした言葉でございます。ただ、新しい公共というと、現政権がいろいろと書いているような公共のイメージにぴたっと重なってしまうと、そういう意味ではないということで、広い意味で公共の担い手が多くいるというのをここでは表現をしましたけれども、そのレベルでございます。  それから、NPOを今後どういうふうに発展させるかというのは、まさに公共の担い手をいかにふやしていくか、あるいは活発にしていくかというところで、非常に重要な点だと思っています。ちょっとわかりませんけれども、来年度、今、国に申請しているんですけれども、予算がとれれば、区内の全部のNPO、それから主要なボランティア団体について調査をし、現在の活動状況、それからニーズ、それからどういうところがあれば伸びていくと考えていらっしゃるのか、どういうところで活動したいのかというようなことをしっかり聞き取った上で、そういう基礎調査をした上で、今後の支援につなげていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆白井よう子   この新しいセンターが、これまでと違った形でやっていくんですけれども、ボランティアを育成する、それからNPOを中間支援するということなんですけれども、例えば二酸化炭素をどのぐらい減らすとかという、そういう数が出るものじゃないので、この委託したところがどれだけ地域に役に立つボランティア・NPOを育成するきっかけをつくったのか、非常に形としては見えづらいと思うんですけれども、きちっと区が真心込めてお願いした事業を検証しなければいけないと思います。  どれだけ進んだのか、どれだけ広がったのかということをしっかり検証しながら、委託先にその都度その都度板橋区の考えを伝えながら、板橋は本当にボランティア・NPOがしっかり地域を支えて、これは町会・自治会とはまた違うことですよね。財政は厳しいけれども、人のためにせっせと働いている人が多い、元気だよみたいな、そんなまちにすることを私はイメージしているものですから、検証をしっかりしていただきたいなというふうに要望いたしますけれども、いかがでしょうか。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   まさしく検証をし、悪いところを直し、よいところを伸ばしていくという仕組みを、私どももPDCAサイクルを回していきながら考えていきたい。それから、活動の内容が確かに数で決めにくい、例えばCSRに参加した企業が10から15に伸びたということはわかるかもしれませんけれども、それ以外に、どちらかというと定性的というんですか、活動が活発になったというイメージを与えるというようなこともございますので、成果指標は難しいんですけれども、それは例えば報告書に詳細に書いていただくというようなことで、見えるように努めていきたいというふうに考えております。そのような形で運営をしながら、どんどんよくなっていく姿を目指したいというふうに考えております。 ◆横山れい子   このいたばし総合ボランティアセンターができる前に、たしか区民の方たちと意見をして、どういう形でつくっていくかというようなことをしたかというふうに思うんですね。そのときには、もっとNPOというところに力を入れていく、ボランティア・NPOセンターというような形でいったほうがいいんじゃないかという意向があったかと思うんです。でも、結果的には総合ボランティアセンターというふうになったというような経過があると私は認識しているんですね。そのときに、ボランティアセンターになったというようなことで、イメージ的にボランティアの支援ですとか、ボランティア活動とかということが非常に中心的な活動になっていったような感じを私は受けていて、NPOというところの支援ですとか、NPOをどういうふうに育てていくのかとか、そういうようなところが非常に薄くなったなと私は思っているところなんです。  それで、やっとここで今、こういう方向性が打ち出されたということは、私は本当によかったというふうに思っていて、ぜひこれを、こういう形の総合ボランティアセンターというふうになっていただきたいというふうに思っています。5年目に入ってやっとこういう方向性が出てきたということなんですが、先ほど白井委員も言っていましたように、今までのボランティアセンターの検証みたいな、どういうふうなところでこういう課題があるよということで、こういうふうに変えていこうというふうになった経過があると思うんです、議論してきたり。そういうようなことについて、どんなふうにしてきたのかというのを聞きたいと思います。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   横山委員がご指摘になりましたように、平成16年12月に、最初、いたばし総合ボランティアセンター設置に関する基本構想というのがございまして、それを受けて1年間の検討期間を踏まえた上で、いたばし総合ボランティアセンターというのが設置されたという経緯でございます。当初、NPOというのを重点的に考えていったということなんですが、言葉のわかりやすさであるとか、社会福祉協議会と一緒にやるということで、そういう意味では、他区であるように、例えば市民活動センターがあり、社会福祉協議会のボランティアセンターがあるという形ではなく、それは一緒になってやるということから、総合ボランティアセンターになったというふうな経緯を聞いてございます。  これまでのボランティアセンターの運営について、どういう問題点があったかというのは、実は昨年、平成21年度、ボランティアセンターのあり方検討会というのを、内部で検討しておりました。最初のボランティアセンターの基本構想、それから自治力UP推進協議会で、ボランティア・NPOの発展というものは望まれているというような状況を踏まえて、今後、どのように展開をすればよいかということをかなり議論しております。その中では、新しい課題へチャレンジしていく、それから、できれば窓口の受け付け時間等もふやしたい。しかし社会福祉協議会とNPOという2つの団体でやっていると、なかなかそうもいかないということで、将来的にはNPO団体が担うのが望ましいという構想のあり方がございましたので、この際にNPO団体に任せたほうがいいだろうということになったという経過でございます。 ◆横山れい子   当初、場所についても、板橋第三小のところというのは交通が少し不便なというところもあって、もう少しこの近辺の、交通の便も皆さんが利用しやすい場所、利便性のいい場所というようなことも出された意見としてはあったかというふうに思うんですね。今、板橋第三小のところが定着してきたというふうなことはあるかと思うんですが、私もNPOを立ち上げるときにここに相談に行ったんですけれども、歩いて結構あったりなんかして、もう少し利便性のいいところがいいなというのは、そのとき感想を持ったんですが、やはり場所も再検討していくということもあるのかなというふうには思いますが、その辺のことについては、何か中で議論がされたとかというようなことはあるんでしょうか。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   場所については、特に議論はされてございません。経費をかけて整備をした場所ですから、当面はこの場所でというふうなことで考えております。 ◆横山れい子   もう少し経過を見た中で、場所の検討とかもしていただけるといいのかなというふうには思っています。  私がNPOを立ち上げるときに、去年でしたか、実はスポーツクラブ・プリムラをNPO化するときに、どういうふうにしたらいいかという相談に行ったんですけれども、資料を貸していただいて、これでやるといいですよみたいな感じで、そのとき、3回シリーズか何かのNPO立ち上げの講座みたいなこともやられていました。ですが、PRの方法とか、そういうのも皆さん知らない方がとても多いかなという、私もそこに行って、相談に行って初めて、こういうことをやっているということがわかったというようなこともあって、もう少しPRの方法とか、何かそういうふうなことをやられたらいいのにというのを、そのとき感想を持ったんです。今度、来年、こういうふうな形で新しいものになっていったときには、そういうふうなことも改善されて、もっとよりよいものになっていくのかなというふうに思うんですが、ぜひそういうふうなこともやっていただきたいというふうに、これは要望なんですが思っています。  板橋区の中でそういうことができるNPOがあるというのが一番望ましいですが、板橋の場合には、NPOの育成ですとかがちょっと弱かったなというふうに思っていて、質の向上ですとか、何かそういうふうなことが実際にはなかなかできていないという現実もあるかなというふうに私は理解していまして、他区のそういうところに委託していくということもやむを得ないのかなという感じはありますけれども、ぜひ板橋区のほうと連携をしながら、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思っています。要望ということで終わりにします。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   東京のNPOというのは、どうしても中心にあるものですから、全国的な組織の支援、あるいはNPOの立ち上げでも、ある程度、最初からそういうところ、専門的なところへ行く方も多いということです。私どもとしては、身近なパートナー、まさに板橋区にあるので板橋区のパートナーとして一緒に働いていける、資金面でも、それから活動面でも、一緒に悩んで、相談して、育っていく、そういった姿を目指したいというふうに考えておりまして、そのよさを生かすために、今後、努力をしていきたいというふうに考えています。  それから、NPO、これまで弱かったのではないかというようなお話もございました。確かに他区の状況を見ますと、私どもの今までのNPOの、特に開設時間であるとか、支援内容がちょっと弱かったというのは確かなところでございます。この体制になりますと、ほぼ先進自治体並みのレベルになりますので、これで当面頑張っていきたいというところでございます。 ◆中野くにひこ   産業振興課長、ちょっと飛んで、所管関係をやります。  産業振興課のほうで、今、課長が言った企業CSR促進事業という形で、こういったお声とか、要望とかという、周辺環境については何かお声等々は聞いておりますか。 ◎産業振興課長   これまで、区としてそういったものを受け入れるといいますか、調整をするという窓口というものがございませんでしたので、ご相談があれば、社会福祉協議会やあるいは福祉課といったところへつなぐというようなことはございましたけれども、一般的にこちらから企業に働きかけたり、あるいは企業側から産業振興部門に相談があるということはございませんでした。 ◆中野くにひこ   多分そうだと思います。私も、企業のCSR活動という形で社会貢献活動ということで、実際に財源ももらってやった記憶がございます。現場の話をしますと、企業側でそれだけの意識があるところは、きちっともう原理原則ができていまして、行うております。私も現に特別養護老人ホームにタオルを寄附いたしました。会社側からは見返りを求めないようにという形で、きちっと研修を受けてやっておりますので、大変に恐縮なんですけれども、また後半、お話ししますけれども、坂の上の雲かなという形の部分で、現場ではそういった形でされているので、あえてこちら側から云々ということはどうなのかなと。また、そこまでのレベルに達していない、財力的に、財務的に厳しいところに云々言っても、なかなかのれんに腕押しというような部分が、現実的にはあるんじゃないかというふうに思います。  押しなべて、私自身もよく整理がつかないんですけれども、いわば、今、財源不足の中で、先ほど白井委員もおっしゃっていたように、新しい公共の担い手ということで、私もボランティアというのは善意の第三者を結合していく、この手助けがなければ、恐らく今後の区政の運営もできないだろうというのは思っております。しかしながら、地域課題の解決のためにボランティアが立ち上がる、そこにサポートをしていくというほうが地についているのかなと、非常に。例えば、先ほど具体的な例でフローレンスの事例がありましたけれども、こういったものというのは、区民のためのボランティアですよね。最終的に区民のための事業であるわけで、板橋区の中でのこういったニーズが本当にあるのかどうかという視点がわからないんです。この部署が、その関係部署の、これまた健康生きがいのほうの部署になってくるかと思うんですけれども、そこら辺のニーズがどうなのかという思いがしてならないんです。  だから、この地域でいろいろな課題があると思うんです。その課題に対して、区長が言っている新しい公共の担い手として、NPOの立ち上げが私は大事だと思うんです。それに対して、実際にパソコンを使って、周知徹底しなくちゃいけない、それは印刷代がかかるだろう、ノートパソコンも必要だろうと、そういった部分にサポートしていくという視点を忘れてはならないのではないだろうかという見解なんです。ちょっとまとめて。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   まず、企業のCSRでございますけれども、もちろん、私どもに例えば福祉車両をご寄附いただくであるとか、あるいは社会福祉のために使ってくださいということで金額を寄附いただいているという例はあるわけでございますけれども、例えば、会社の周りを社員みんなが掃除する、これも立派なCSRでありましょうし、あるいはおみこしや踊りとかに参加をするというのもCSRだろうというふうに考えておりますので、必ずしも経費を伴うものばかりではないだろうというふうに思っております。こういう点では、いろいろなやり方がありますと。ただ、黙って会社の業務だけして、9時5時でお帰りになるのではなく、こういう形で社員が元気になることが、企業にとってもメリットが出てまいりますし、企業イメージも上がってまいりますというような形で、お話しすることはできるのかなというふうに思っているところでございます。  それから、ここのセンターの主な役割は、自分たちが直接NPO活動をやるというよりも、むしろ個々の現場で活動したいと思っているNPOと一緒になって、活動しやすくなるようにアドバイスをしたり、ほかの人と連携をつないだり、あるいは財団とか、助成金を出すところを紹介したりとかいうような、いわゆる中間支援をするというところがメインになりますので、そういった意味では、個々の現場のニーズ、地域課題を持っているのは、それこそそれぞれのNPO団体のほうが把握をしていらっしゃると思います。そのNPO団体のニーズの把握については、来年度、先ほど申し上げましたが、国へ現在申請している予算が通れば、やっていきたいというふうに考えているところでございます。  最後に、個々のNPOを支援する活動というのは、現在、区民提案・課題発信型事業を公募するということで、実際にこういうNPO活動をしたいんだけれども、助成をもらえないかというものについて、今年度で言えば14件、152万5,000円、支援しています。こういったような活動を、実はボランティア基金をふやしながら、もう少し膨らませていきたい、14件ではなくて、10倍増を目指すとか、そういう形でふやしていきたいなというふうに考えているところでございます。 ◆中野くにひこ   昨年度の実績で構わないんですけれども、これは予算はどのぐらいでしたか。決算にあると思いますが、昨年度の実績。 ◎地域振興課長事務取扱区民文化部参事   昨年度、人件費等も全部含めると、約4,670万でございます。 ○委員長   それでは、本件につきましてはこの程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、戸籍住民課受付窓口の拡張についてを議題といたします。  本件について、理事者より説明願います。 ◎戸籍住民課長   それでは、資料、戸籍住民課受付窓口の拡張についてをお願いいたします。  最初に、窓口拡張に至る経緯について、ご説明をさせていただきます。  戸籍住民課受付窓口の混雑緩和につきましては、ここ数年の課題となっておりました。今回の北館への移転に当たりまして、当初、戸籍住民課の窓口については、北館1階のみに再配置をする予定でした。この場合は、事務スペースは必要最低限のものとしても、待合スペースの面積は現在の3分の2程度と、大幅に削減をされる予定でした。現在の待合スペースであっても、繁忙期には大変混雑をしておりまして、さらに待合スペースの削減により、危機的な状況も想定されることから、関係方面の協力を得まして、2階の喫煙室と区政情報課閲覧室部分を外国人登録係の窓口と事務室とすることといたしました。このことにより、待合スペースの減少面積を10平米程度にとどめることができました。  また、2階に外国人登録係を配置することで、当初、外国人登録係の配置を予定しておりました1階の区民ホール跡に、住民記録係を移転させることといたしました。現在、待合ホール前のカウンターでは、主に各種証明の受け付けと転出・転入の受け付けを行っていますが、転出・転入などの受け付けを担当する住民記録係は、1階の区民ホールの跡に移転いたしますので、待合ホール前のカウンターはすべて証明関係の受け付けにいたします。また、区民ホール跡の住民記録係の窓口につきましても、そのレイアウトを工夫することによりまして、受付窓口の拡張を図ることが可能となりました。このため、繁忙期につきましては、証明係、住民記録係の受付窓口を拡張し、混雑緩和を図ることといたしました。  1、概要です。  繁忙期における1階区民待合ホールの混雑を緩和するため、北館への仮移転に当たって、窓口の再配置を実施いたします。  (1)管理係・戸籍係につきましては、既に1階旧会計管理室跡に移転をいたしております。戸籍係の窓口数につきましては、現行どおり5でございます。  (2)外国人登録係につきましては、来年の1月8日から10日にかけまして、2階の喫煙室跡と区政資料室閲覧室跡を工事いたしまして、移転をいたします。窓口数につきましては、現行どおり3でございます。  (3)住民記録係につきましては、来年2月11日から13日にかけまして、1階区民ホール跡に移転をいたします。繁忙期につきましては、現行4の窓口を6に拡大いたします。  (4)証明係につきましては、現在の事務室に加えて、住民記録係が移転しました跡の北館部分に拡大をいたします。繁忙期につきましては、現行5の窓口を9に拡大いたします。  2の窓口業務体制です。  拡張する窓口6につきましては、人材派遣により対応をいたします。なお、人材派遣の経費や端末の増設経費などは、9月定例会の補正予算によりましてご承認をいただいているところでございます。  報告は以上でございます。 ○委員長   ただいまの説明に質疑のある方は挙手願います。 ◆すえよし不二夫   この窓口拡張は、私、大賛成なんですけれども、職員定数増は伴わないというふうに理解していいのかどうか。かなり窓口の端末がふえるわけでしょう。ですから、私は、繁忙期はできる限りOBの皆さんとか、いろいろな方をお願いして対応したほうがいいと思うんです。常時、この窓口を全部あけておくと、非常に職員、人材派遣によるというのもありますけれども、どのような考え方に立っているのか。平常時と繁忙期と、それから午前・午後・夜間、それから曜日によっても違いますよね。3月、4月とか、この辺の細かな配慮でやっていく考えがあるのか。  それから、後で資料で、職員の配置体制、正規職員とどういうふうに、OBの皆さんをお願いしている部分があるのかどうか、あるいは人材派遣をどこに配置するのか、それから、近隣の地域センター、あるいは区民事務所に、これに伴って何か変更があるのかどうかについて、答弁できるものについては答弁していただいて、できないものは資料でください。 ◎戸籍住民課長   今回、繁忙期につきまして、窓口を6か所ふやすわけですが、これに伴いまして職員をふやすというようなことはございませんで、窓口増の部分につきましては、派遣職員により対応するということで予定をいたしております。また、今回、繁忙期につきまして、窓口をふやすような体制をとりまして、その状況を検証しながら、今後は平常時、あるいは平常時であっても月曜日等、混雑する日がございますので、そういった場合の対応について検討してまいりたいというふうに思ってございます。  また、区民事務所につきましては、繁忙期につきまして、現在、庁内で検討会を開催いたしておりまして、その中で、3月なり、4月なりに、日曜日をもう1日程度ずつ明けられないかというようなことで現在検討しておりまして、その際に、区民事務所につきましても、利用が多いところについて、あわせて開庁できないかどうかということで検討を進めております。  それと、今回、拡張する窓口6か所につきましては、いずれも派遣職員で対応するということで予定いたしてございます。  以上でございます。 ◆すえよし不二夫   大体いいと思うんですけれども、例えば3月、4月は、先ほどおっしゃったように、区民事務所の対応を考えるということが、PRしてですよ、ぜひ検討していただきたいと思います。  それから、派遣会社のある1社だけに派遣要請するのか、どういう派遣形態になるかわかりませんけれども、繁忙期、様子を見ながらということで、それも結構だと思うんです。常時6名を派遣してもらうということも、繁忙期は結構だけれども、それ以外のときはどうなのかなと心配があるんですけれども、柔軟に対応してもらうような契約条件が成り立つかどうか、その辺も考えていますかどうかということ。 ◎戸籍住民課長   今回、窓口を6か所拡張することにつきましては、繁忙期ということで、移転を2月13日にかけていたしますので、2月14日から5月中旬までということで予定をいたしておりまして、5月の中旬以降につきましては繁忙期が過ぎたということで、来年度、具体的に、引き続き窓口を増設するかということについては、今後の検討によるということでございます。契約につきましては年度内の契約ですので、当面は2月の半ばから3月いっぱいということで契約をいたしまして、4月以降につきましては来年度の予算という形にもなってまいりますので、今後の予算当局との交渉ですとかということにかかってくると思いますので、私どもといたしましては、繁忙期が終わった後、例えば月曜日については、通常期についても混雑するような傾向がありますので、そういった対応が、繁忙期につきましては6か所ということなんですけれども、例えば窓口を少し縮小してそういった対応がとれないかどうか、今後も検討を進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。
    なんば英一   先ほど、答弁の中で、日曜日を、区民事務所もふやしてあけるとか、これはいいことだと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいなと思います。  私も接客業をやっていたものですから、こういうのは全部データがあるんですよね。最大繁忙期はいつか、第何週目の日曜日とか、土曜日とかと、全部出ているわけなんです。だから、一番最大になるときに合わせてぴたっと窓口をふやすだとか、それから時間帯を延ばすだとか、人をそこに最大に投入するだとか、当たり前のことなので、それはぜひそういう形でお願いしたいなと。  ちなみに聞いておきたいんですけれども、2月14日から5月中旬の中で、一番お客様が来られる週というのはいつなんですか。ピークは2回あるんですか。その辺を聞いておきたいと思います。 ◎戸籍住民課長   繁忙期の混雑のピークにつきましては、3月の最後の週が、一番お客様が集中するというような傾向がございます。  以上でございます。 ◆なんば英一   じゃ、ピークは1回だけ、3月の最終の週。  一つは、そのときに、何万人という数だと思うんですけれども、そういう数を公表するというのも大事なことなんですよね、区民に対して。だから、込みますから、前のこの日がいいですよというご案内も必要だと思うんです。そういう準備もしていらっしゃると思うんですけれども。  それで、大変申しわけないんですけれども、福祉事務所の跡と、それから会計室の出た跡になっていますよね。あそこを例えば拡張して、その週1週であれば、ターゲットで拡張するということもあるんじゃないかというふうに意見を言いたいんです。私からしてみれば、役所の勝手な都合で、使えるときは今までずっと使っていて、もうそこは危ないから使わせませんよということで、閉鎖しているというのは、確かに原則論、ごもっともなご意見ではあるんですけれども、今までそこを何で使っていたのということから考えれば、たくさん人がいるということを解消するという1点に集中して考えれば、そういうことも短期的にはありなのかなというふうに思うんです。そういうことも含めて考えていただきたいとの、休日営業をふやすということと、時間外営業をふやすということを最大限にやってもらいたい。  いろいろ、ここがやりたいと言っても、ほかの人から、これは無理だよ、あれは無理だよとか、予算がかかるとかというご意見はあるんですけれども、お客様のサービス、区民へのサービスという1点を集中して考えたときに、そこに投下するのが一番効果的なんじゃないかということで、最大限にそういう努力をしてもらいたいなと思うんですけれども、もう一度答弁をお願いできますか。 ◎戸籍住民課長   住民移動等の諸証明の窓口につきましては、21年度に約19万人の方の来庁がありまして、これを平均いたしますと、1日当たり750人程度になります。このうち、1日に1,000人を超える来庁者があったのが年間14日間ありまして、最高が3月29日月曜日、1,348人です。次いで3月20日火曜日、1,245人、その後が3月23日火曜日の1,239人となっておりまして、年間14日間のうち、3月が6日間を占めているというような状況がございます。次いで、9月の4日間、あとは7月、10月、11月、1月と、それぞれ1日ございました。ですので、ピークといたしましては、やはり3月の後半がピークというような状況がございます。14日間のうち、8日間が休み明けの開庁日となっておりまして、月曜日なり、3連休明けの火曜日に大変混雑が集中するというような状況がございます。  今回、住民記録係につきましては区民ホールの跡に、証明係につきましては住民記録係が移転をいたしますので、使える北館部分につきましては、すべて証明係が使うことによりまして、それぞれ窓口の数をふやすというような対応ができることになりました。今回、先ほどご説明させていただきましたように、3月の最後の日曜日、あるいは4月の最初の日曜日、それぞれもう1日ずつ、区民事務所も含めて開庁する方向で検討を進めておりまして、区民サービスの向上、あるいは費用対効果の面からも、一番その方法がベストかなということで、現在、庁内で検討を進めているところでございます。  以上でございます。 ◆なんば英一   日程も、それから時間帯も出ているのであれば、区民の方にも、この時間帯は込みますと。日程はこうですと。この辺の曜日のこの時間で来ればすいていますということで、案内していただいて、時間延長もできるのであれば、しっかりと時間延長もやっていただくということで、ぜひお願いしたいと思います。 ◎戸籍住民課長   繁忙期につきましては、ホームページに、2月から3月、4月、混雑予報というような形で掲載をしようということで、現在、検討をいたしておりまして、どうしても週始めと週末は込みますので、そこら辺はできればご利用をお避けください、また、最寄りの区民事務所につきましてぜひご利用くださいと。それとあわせまして、今回、臨時開庁するということであれば、徹底的に広報していかないと、ご存じなければご利用いただくことができませんので、臨時開庁すれば、平日、それだけ減るというふうに考えておりますので、ホームページあるいは広報いたばしで、徹底的にPRをしてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○委員長   それでは、本件につきましてはこの程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   以上をもちまして、区民環境委員会を閉会いたします。  ご苦労さまでございました。...